グルメリポート in 清里      


 
 清里 小須田牧場にて
 

本人は表彰式気分・・・  馬に一方的に関わり始めてはや人生の半分が過ぎようとしているが馬齢26にして初めて馬に跨った。感無量である。本人は表彰式を装い上機嫌この上ないが、カメラ側にはそれなりにギャラリーもいたわけで今思うとかなり恥ずかしいことをやっていたようにも思える。まあいいさ。パートナーのダイアナ号を労うこっちのカットの方が鞍上の、秘めたるやさしさが伝わってきていいかな。ただし、元来着痩せ(脱ぎ太り)するはずの馬体が現実通りドップリ丸々と写し出されているのが結構ショック。乗り運動する役割が上下間違っていたのかもしれない。ちなみにこの馬はサラブレッドではなくひと回り大きいハンター種という種類だそうな。比べて見ると大きさの違いがよくわかる(特に蹄とか)。時に猛々しいサラブレッドとは違いおっとりしているので乗馬初心者向きなのだろう。この牧場、サラブレッドによる本格的な乗馬レッスンもあったのだがこの時は夕暮れ時ですでにコースが終了していたためスタッフに手綱を引かれ牧場の外周を一周するのみに留まった。まあ浮かれ調子だったとはいえリハビリ明けでなかなかハードに動ける気分ではなかったからちょうどよかった。スクーリングは正味10分ほど、隙を見て腰を浮かしモンキー乗りを試みようとする見習いジョッキーだったがその微妙な体重移動が馬の挙動に合わせハミから手綱へと見事なまでに伝わっていきその都度スタッフの女の子が後ろを振り向き目で制されるのだった。いやいや、馬事文化とは実にお見事な伝統で。タメになりました。
 最後にオマケを載せよう。こんな感じの馬、マキバオーに出てこなかったっけ?ついでにコイツも。ペットにしたいくらい。小出監督に激似の場長さん、お世話になりました。まあ次回またどこかで乗馬の機会があれば今度は本格的なレッスンに移りたいものである、と語るヒロシであった。その前に要減量だな。

 


 
 清里 スキー場上より下界を臨む
 

雲消えろ〜  というわけで今回の総括をば。てゆうかグルメリポートでもなんでもないんだがね。なぜならこの日唯一マトモに食したランチがどうがんばっても褒めどころを形容できない代物だったのだから。カルビ丼の売り切れが祟って「清里産 高原野菜の何たら」の響きに流されとろろ定食を頼んだものの所詮はスキー場のレストランなわけで無難にステーキカレーにしておけばよかった。辺りをパッと見回し一番ウマそうだったのがフライドポテトだったからなぁ。あんなイケてない味噌汁は初めて飲んだわい。
 気を取り直して一日を振り返る。JRの駅の中で日本最高の標高(1345.67mだとか)にある野辺山駅を垣間見た後、シーズンオフのスキー場のリフトに運ばれはるばる標高1900m地点に着地。幸い晴れていたから爽快だったが日陰に入ると風の影響もあって寒い寒い。おそらく15度くらいだったろう。雲に隠れて富士山が裾野しか見えなかったのが残念であった。頂きで食すソフトクリームはまいう〜で。その後降りてランチ。続いて実に穴場っぽい千ヶ滝を訪れる。積極的に観光客を迎え入れようという様子がまるでなく駐車場には「駐車料金500円を入れてください」の箱が用意されているのみ。無人。しかし滝の景観自体はメジャーどころにも何ら見劣ることなく堂々たる面持ちだった。水しぶきを全身で味わえる接近戦も。そしてこの日のメインレース・京成杯AHとセントウルSを車中ラジオで惨敗。小須田牧場を発つ頃にはすでに陽も陰り気味で近くのアクアリゾート清里なるスパで気休めのプール調教と温泉療養に励む。以上、清里日帰りってどうなん(泊まれよ)?という声もあろうがこういうスポット参戦も地方競馬騎手みたいでなかなか良うござった。御自ら手綱を握って舵を執れるのが一番ベストなのだかね、まあそれはあと2ヵ月、ゴールドセイントになってからということで。じゃ、次はどこ行こか。