グルメリポート in 札幌      


 
 すすきの さっぽろっこにて
 

使用前  遠征初日夜、個室にてグイッポ幹部会議開催の記念撮影。確かにこれを見せつけられるとホセとハドラーが似ている疑惑にも首を縦に振らざるをえない。そのお疲れ気味な表情からもオヤジ化の進行が見て取れるフェルナンデス。吸飲前のこの時だけはきりりと凛々しい顔を覗かせるアンドリュー。ひとまずグ民全員が正常だったのはこの瞬間まで。

 

 

使用後  開演からおよそ2時間、いつもの調子で猛り狂う7人に個室の意味はまるでなく声はおそらく店中に響き渡っていたものと思われる。ここで改めて記念撮影。このカットだけ見ると、どことなく妻夫木に似て見えるスチーブンだが誰よりも燦然と光り輝くその広い額はもはや来るべき将来の姿を暗示していると言える。次の瞬間、尻で花瓶を押し倒し水をぶちまけ一同を興ざめにさせたそのスチーブンはこの後すすきの一の賑わいを見せる繁華街交差点にて寝転がり自らの存在意義を夜の街に投げ掛けた。しかし哀しいかな、応えはなかった。一方、その振舞いに如実な変化が見られるアンドリューは「ヒャぁ〜」という擬音を残したままフォアキンに付き添われ宿に強制送還されていった。残る5人は一頓挫あった後にラーメン横丁にて反省会。なぜか札幌に来てしょうゆラーメンを頼むハドラー。戦う前から敗北は決定付けられていたのだろう。朝食→ヒメマスジンギスカン寿司→飲み屋→ラーメンと食いも食ったり1日5食。見事にカロリーアップに成功した7人であった。

 


 
 小樽 しかま寿司にて
 

ムンク  時間的にはすすきの宴会から4時間ほど前の出来事になるがフォアキンのリクエスト、関根勤のマネージャー・しかま氏の実家の寿司屋でのひとコマ。各自がそれぞれうにいくら丼いくら丼にぎりをひと通り堪能した後にジョニーが大トロを、フォアキンとハドラーが中トロをまとめて追加オーダー。しかし中トロに夢中になるハドラーの左方向で何やら突然騒々しい物音が。「あぁ、落ちたぁ〜」という悲痛な叫びとともにコロコロと床に転がる大トロとそれを慌ててネタの上に乗せ直すジョニーの姿をカメラが見事にキャッチ。モザイク代わりにちょうどいい、顔のブレが逆に事件の大きさを物語っている。3秒ルールで品質はOKとはいえ、それはもはや職人技が光る1カン800円のにぎり、シャリとネタの絡み合うイリュージョンではなくただ素人がくっ付けた酢飯と刺し身の合体品という代物に成り下がってしまっていた。
※今回の教訓:旬なネタはイキがいいのでくれぐれも扱いには十分注意しましょう。

 


 
 札幌 場外市場にて
 

ネギトロ丼  翌日。わずかに二日酔いの兆候が見られるも予定通り競馬前に早朝の市場に向かう一行。カニやいくら、メロンなどが一面に並べられた露店を渡り歩きつつ朝食を取ることに。ウニ・イクラがOhNo!な私は残された数少ないメニューの中からネギトロ丼をチョイス。一緒に頼んだフォアキンには申し訳ないが宮古で食ったネギトロ丼にはわずかに劣った気がした。まあ北海道はマグロの産地ではないだろうから致し方ないところ。てゆうか黙ってウニやカニを食らえというだけの話だろう。

 


 
 すすきの 札幌かに家本店にて
 

豆腐と湯葉のハーモニー  札幌競馬終了と同時に本土に帰ったホセとフォアキンに入れ替わり新たにプリンスがグ民パーティーに加わった。そのプリンス起っての願いでこの日の夜飯はカニに決定。しかしカニが食えないジョニーとハドラーが食べ放題に猛烈に反発。それで見つけたのがここ、いかにも身分不相応なかに家本店だったのだがこの選択が大当たり。京豆腐の専門店でもあったためジョニーとハドラーはそれを注文。全18品を「こんな豆腐あり得な〜い」と裏返った不気味な笑い声を醸し出しながら平らげる。対する4人はただひたすら下を向き向きカニを穿り出すのに終始し無の極地に。アンドリューなどもう血相を変えビールすらも置き去りにして今にも獲物に飛びつかんばかりの形相でその姿はまさにゴリラそのもの。カニは食う者を無口にするとは言うけれど動物になってはいけないと思うのだが。帰りがてら、呼び込み男の「お兄さん、今日は何系ですか?」の声に「お帰り系で」と即座に返したフェルナンデスにはただただ笑わせてもらった。これにて前半2日間の札幌グルメ日記は終了であります。

※なお、今回は顔出しアリのため名称は各自アンダーネームにて記載しております。