クラシカルロンドン
 

No.2
2003/04/14 (Mon)

ピカデリーサーカス  昨夜は0時に就寝。時差に慣れるためにも初日くらいグッスリと眠りたいところだったが3時、4時、6時と立て続けに目が覚めてしまいムカついて諦める。それでも少しは寝たというのに脚の痛みが何も引いてないところがかなりおっさん。ホテルの売店で居並ぶ新聞の中から一際ブ厚いレーシングポスト紙を発見。早速ゲット。88ページあり、その日イギリス全土で開催されている競馬場のレース情報と最新競馬ニュース、それに最後の方には他スポーツの賭け情報が載ってて1.25ポンド(250円 およそ1ポンド=200円で換算よろしく)ってのはオトクなのかな。日本でも『一馬』が開催全場の馬柱の掲載を始めたがネタを仕入れるのはさぞかし大変だろうなぁと思う。こっちの新聞は一紙全部読み切る頃には指が真っ黒になると聞いてはいたが、一紙どころかペラペラめくっているだけで見る見る手が黒ずんでいくのがわかる。これじゃ物食べながら読めないナリ。エレベーターで部屋に戻ると、指定した時間帯より5分ほど早く黒人の給仕さんがワゴンで朝食を運んできたようで部屋の前に仁王立ちしてノックを繰り返す姿があった。慌てて「ソーリー」と部屋を開けてビビってるうちにチップを渡すのを忘れたことに気付くがまあ今のは仕方ない、と自らを慰める。ちょっと似ていたことから彼を『ヘスキー』と命名することに。朝食はこちらでメジャーなイングリッシュ・ブレイクファーストではなくコンチネンタル・ブレイクファーストで、クロワッサンとスコーンと小さなアップルパイの3つの他には飲み物とヨーグルトが付くという程度だったがまあひとり暮らしに慣れた今となっては十分過ぎる朝食だった。

ハマースミス・ステーション この日は午前中にHISの半ば強制的な市内名所観光が組まれていたため4人は朝9時にハマースミス駅前集合という約束をしていたのだが向こうのホテルの2人が一向に現われない。 地下鉄の車内やっぱB型(かどうかはわからないけど・・・)はダメだぁ、と思ってる頃にやっとこさ登場。のん気にグッスリ眠ってたらしい(大物はエエのう)。ロンドン版通勤ラッシュの中を集合場所のオックスフォードサーカスに向かう。まあ強制的なツアーとは言ったものの、2階建てバスで個人では行かなそうなところを効率良く見て廻れたからデジカメ片手にかなり楽しんではいたのだが。

トラファルガー広場を臨む 左手の建物にある『Lillywhites』は結構大きいスポーツ用ウェアの店なんだが午後に歩いてる時に立ち寄って見たらUMBROのサッカーボールが3ポンド(なんと600円!)で売っていた。郊外に行けばグランドは幾らでもあるしこりゃフットボールが大衆に根付くワケだわ、としばし納得させられもした。ちなみに遠くに映ってる棒の天辺にはトラファルガーの海戦で活躍したネルソン提督の像がある(って見えないか・・・)。

ホースガーズ ブレアの住居 反戦デモ  左はホースガーズ。でも後ろの建物は出入り自由らしいんだけど一体何を警備しているんだい。真ん中は現首相トニー・ブレアの現在の住居らしい。右はちょうど前日の日曜にあったイラク戦争の反戦デモの名残だそうな。

 今回は旅を芯から満喫したしまあいいっしょ、ということでグイッポ初ノーガードでの顔出しを決行しちゃいました(モザイク入れるのが面倒なだけだったりする)。 ビッグベンと4人見ての通り左の一番ピュアそうなのがワイでその隣がホテルが一緒だったS氏。その隣がT氏、一番右がN氏。実はこの時、一緒のバスで観光してた夫婦に4者4様で4回シャッター押してもらったんだけどわいのデジカメだけ踏み込みが甘くて撮れてなかったんだよね。まあ確認しなかったワイもワイだけど、というわけで急遽帰国後にS氏のデジカメ写真をメールで送ってもらったんだ。だからこの画像だけはクリックするとビッグサイズで見れたりしちゃう。みなフットボールを見るのも好きだけど現在も自らプレイする現役組でワイとは基礎体力の違いが明らか。リバーテムズ汚いぞ〜。

衛兵交代バッキンガム宮殿 これこそこの短期ツアーがなかったら見れなかっただろうなぁ、と思えるバッキンガム宮殿での衛兵交代。毎朝11時にわざわざ一時的に道を封鎖して兵隊の任務交代をしてる。歩道には観光客がいっぱい群がってスリの天下になってるとか。皆の視線が動きの整った兵隊に集まる中なぜか1人だけ先導役と後ろ盾を勤める馬に夢中になってた。対岸の歩道でアメリカ人系の白人カップルがガチンコでケンカしてたのにも笑ったけど。バッキンガム宮殿は真ん中におっ立つ旗が王室旗(ロイヤルスタンダード)の場合はエリザベス女王がいるという合図だそうでこの日は国旗だったから不在だったご様子。女王は自身が有力な馬主でもあるし馬が大好きで何か親近感が湧くね。とりあえず大まかなところはこんな感じで午前中のツアーは終了ナリ。

 お昼を無難にイタリアンでまとめ(ワイのカルボナーラはウマかったけどお隣T氏のパスタはバジルの自己主張が強過ぎて2,3口くらいしか食べれてなかった)ショッピングに出向く。このあと先に述べたLillywhitesやサッカーシーンというお店でグッズを覗くも、サッカー以外に関しては4人の買い物の趣向がバラバラのため急遽パーティーを解散することに。ワイの場合はシルバーのアイテムとか身に付けないしまあ当然といえば当然の流れだったとも言える。というわけでお互いわさわさとメルアドやら電話番号やらを交換しいざ別行動へ。前日の行脚からここまで4人でズカズカと街を闊歩してたことがすでにこの旅での思い出でもあったしそれでロンドンに慣れたことによって見知らぬ異国での当初のか細い気持ちは微塵もなくなってた。これでお別れかと思うと寂しくもなったけどまたどこかで会えるかなって気は多分にしてた。ま、今はバ〜イって感じで。